難関校が
学校別ブースを開設

 年に一度の恒例イベントで、毎回多くの人が訪れる「難関私立中学・高校進学相談会」。今年はゴールデンウィーク初日の4月29日(土・祝)に午前・午後の入替制で実施され、どちらも開場前から長い列ができました。
 午前の部は10時に開場。入り口が開くとすぐに多くの人が足早にメイン会場へ。難関48校が開設する個別ブースに向かいます。
 各ブースでは、学校の先生方が教育方針や授業内容、入試の予定などについて説明。来場者の質問や相談にていねいに答えます。順番待ちができる学校も多く、会場内は終日熱気にあふれました。各校のブース前では学校案内冊子の配布が行われ、次々に資料を集めて回る来場者も見られました。
 親子で参加していた小学生は、「いいなと思う学校がたくさんあって迷います」と笑顔をのぞかせ、ご夫婦で来ていた保護者の方からは「気になる学校をすべて回るつもりです。先生と直接お話できるのは貴重な機会。いろいろ質問してみます」と話していました。
 セミナー会場で行われた「ミニ学校説明会」にも多くの人が集まりました。こちらは各校の先生によるスピーチ、またはムービーによる5分間の説明会とあって、短時間で学校の特色を知ることができます。「比較検討するのにちょうどいい。できるだけたくさんの学校の説明を聞きたい」という保護者の方もいました。

 

多彩な講演や対談、
セミナーを開催

 ホールでは、難関校や大学の先生による座談会や対談、セミナーが事前予約制で行われました。教育から子育て、受験、さらには大学での研究まで、多彩なテーマで繰り広げられ、いずれのプログラムも参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。
 会場の一角にはSAPIXの学習相談ブースや資料コーナー、朝日小学生新聞のコーナーも登場。SAPIXのコーナーでは日々の学習や中学受験の相談に対応しました。一方、朝日小学生新聞のコーナーでは来場者に見本紙がプレゼントされたほか、編集部員による「受験に役立つ朝日小学生新聞活用法」と題したセミナーが開催されました。
 大勢の来場者が行き交うなかで、ひときわ多くの子どもたちが集まっていたのは、SAPIXのオリジナル授業「算数α」の体験コーナーです。「算数α」は、関西校舎に通う4~6年生が対象の思考力養成講座で、ゲームやパズル、工作、映像問題などを通じて、楽しみながら考える力を鍛えるプログラムです。
 この日は、誰でも気軽に参加できるよう出入り自由の形式で計算ゲームを実施。たくさん正解すると景品がもらえるとあって、次の計算が出題されるたび、参加した子どもたちは競うように解いていきます。用意したテーブルが足りず、立ったまま参加する子も。「おもしろい!」「楽しい!」「もっとやりたい!」という声があふれる盛況ぶりでした。