学校別ブースで
相談・質問

 午前10時の開場前から入場を待つ人の長い列ができた「難関私立中学・高校進学相談会」。関西圏を中心とした難関校が一堂に会する一大イベントとして定着し、今回も期待の高さが伺えます。予定通りに会場がオープンになると、来場者は一気にメイン会場へ。難関51校がずらりと並ぶ学校ブースへ向かいます。
 個別の学校ブースでは、学校ごとに先生が待機して来場者を迎えます。各校の先生と直接話ができる貴重な機会とあって、順番待ちの列が途切れない学校も少なくありません。どの学校のブースでも教育方針やカリキュラム、授業の進度、クラブ活動などについて質問する人が多く、受験までにどんな勉強をすればいいのか、入学後に勉強についていけない場合はどうなるのかといった相談をする人もいました。小学校低学年のお子さんと一緒に来ていたご家族は、「自宅から通える範囲の学校の情報を全部集めたいと思っています。効率的に情報収集ができるので助かります」と話していました。
 セミナー会場では、「ミニ学校説明会」が開催されました。こちらには41校が参加。5分間で各校の先生が学校紹介を行います。先生によるスピーチやムービーによる紹介がコンパクトにまとまっているため、複数の学校を見比べるのに最適です。メイン会場とミニ学校説明会を行き来しながら、学校情報を集める人も多く見られました。

座談会やセミナー、
体験授業も

 ホールでは、一日を通して多彩なテーマの座談会やセミナーが繰り広げられました。難関校の先生方をパネリストに教育や勉強、子育て、受験などについて議論を深めるプログラムはいずれも盛況で、参加者の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。
 会場の一角にはSAPIXの学習相談コーナーと資料コーナー、朝日小学生新聞のコーナーも登場。SAPIXのコーナーでは受験相談や学習相談に個別に対応したほか、教材の展示や資料の配布が行われました。一方、朝日小学生新聞のコーナーでは見本紙をプレゼント。別会場では編集部員による新聞の活用法をテーマにしたセミナーが開催されました。
 SAPIXのオリジナル授業「算数αアルファ」体験コーナーも人気を集めました。「算数α」はゲームやパズル、工作、映像問題などを通じて、楽しく学びながら思考力を伸ばす授業。「考える」ことが得意になる講座として人気を集めています。この日は、誰でも気軽に参加できるよう出入り自由の形式で計算ゲームを実施。正解数に応じて景品がもらえるとあって、競い合うように解く子どもたちの熱気があふれます。「ちょっと難しいけどおもしろい」「もっとやりたい」と楽しむ小学生で盛り上がりました。