四天王寺高等学校・四天王寺中学校 産官学推進準備委員長・入学対策委員
立山 裕人先生
広野 各校の探究的な学びの豊かさがよくわかります。こういう時代だからこそ、アクティブに会話をしながらじっくりと考える思考力を伸ばしていく探究学習が不可欠とあらためて感じました。最後に先生方から、受験生や保護者の皆さんにメッセージをお願いします。
立山 このように本校では守らなければならない伝統は頑固に守ってまいりましたが、新しいこともどんどん取り入れてきた学校でございます。特に女子校という単性教育の利点とそれぞれの個性に合わせたコース制をもとにやりたいことが決まっている人はそれをしっかり伸ばすことができます。やりたいことがまだ見つからない人は一緒に考えましょう。本校では性別ではなく全面に出てくるのは個性だと考えています。女子校ならではのリーダーシップが養えます。行事ごとに得意なことを引き受けてリーダーを経験できますし、異性を気にせず、どんどん前へ進むことができます。グループ・組織を支えながらみんなのモチベーションを高め個性を活かしチーム全体の力を上げる。時代が求めるリーダーシップ像がここにはあります。多感な時期だからこそ、そして性差が出やすい時期だからこそ、単性教育のなかに身を置いて自分の可能性を最大限発揮してもらう、そのためのプログラムを学校としてたくさん用意しています。本校のの生徒気質である明るさと強さ何でも楽しみ何でもやる四天王寺スピリッツを一緒に養いましょう。
神田 高槻は今、さまざまな新しいことに取り組んでいます。特に力を入れているのが課題研究です。文系・理系やコースを問わず、高1・2生全員が対象で、今日のテーマの探究学習に直結するところです。それ以外にも科学の甲子園ジュニアなどでも好成績を上げています。2018年には大きな図書館ができました。これも新たな魅力です。まだまだ伸び盛りの学校に期待して受験していただければと思います。
西村 西大和学園には、そこまでしなくてもいいのではないかという取り組みがあるかもしれません。しかし、時代はどんどん変わっています。保護者の皆さんには、子どもたちが挑戦することの後押しをしてあげてほしいと思います。
広野 3校の探究学習はいずれも特色あふれるものばかりです。学びの幅は広がるでしょう。先生方、本日はありがとうございました。