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大阪星光学院・四天王寺・清風南海

大学入試:総合型選抜合格の鍵は探究学習

四天王寺高等学校・中学校 産官学推進委員長・入学対策委員 立山 裕人先生

四天王寺高等学校・中学校 産官学推進委員長・入学対策委員
 立山 裕人先生

[2]校外でも深める探究的な学び

広野 校外では、どのような形で探究的な学びを深めていますか。

立山 希望制、選択制の特別課外プログラムをたくさん用意しています。そのなかから今回は産官学プログラムを紹介します。神戸大学医学部医療創成工学科や京都大学人間科学部との連携を計画しているほか、大阪産業局と連携協定を結んでいます。理系女性の支援団体「AWESOME」と企画したプログラムでは、読売新聞の協力を得てインタビューの仕方や新聞の記事のまとめ方を学び、東京大学教授に学んだ内容を記事にして発表しました。日本を代表する企業が100社以上協賛する「LED関西」というイベントにも、女性の社会進出のロールモデルとしての取り組みを評価いただき2年連続で参加しています。

 理化学研究所との取り組みでは、生命機能科学センターに招いてもらい、関西・大阪万博で注目を集めた心筋シートやスーパーコンピューター富岳を見学し、講義もしていただきました。さらに、大阪公立大学と共創パートナーを結び、「IRIS」という理系女子大学院のグループから講義を受けて一日一緒に研究する取り組みを行っています。

 探究学習やグループワークのように意見を出し合いながら進める学びは、非常に女子に向いていると思います。協働する力が伸び、誰もがリーダーシップを発揮できます。先日は大阪信用金庫と起業家体験セッションというアイデアコンテストプログラムも実施しました。どのプログラムも非常にいい経験になっています。

花房 先ほどの「グローバル探究ゼミ」では「ビジネプラン・グランプリ」や「キャリア甲子園」といった高校生向けのビジネスコンテストにたくさん出場しています。リーダーシップを取ったり、グループで取り組むことが得意になったりする生徒が増えており、すこし引っ込み思案の生徒も伸びていく環境です。また、学問的な興味・関心を持つ生徒が学ぶ環境づくりにも力を入れています。その一環として、本物を感じることを目的に大学や研究所をたくさん訪問しています。京都大学の放射線生物研究センターでは、大学の先生から実験を教わって自分たちで実験を行いました。京都大学医学部の研究室訪問では、高1・2だけで50人の生徒が集まりました。参加生徒は医学部志望者が多かったのですが、この経験を踏まえさらに医者になりたいという気持ちが高まり、実際に医学部に進学し医師として活躍する生徒が何人もいます。

 今年3月には卒業生がいる京都大学医学部の研究室を訪問し、iPS 細胞を顕微鏡で見る体験をしました。岐阜県に行って、宇宙から降り注ぐ粒子を検出する大型施設「スーパーカミオカンデ」も見学しました。大阪府の生徒研究発表会で発表し賞をもらったり、日本生化学会で高校生が発表できる場で発表したり、高校生国際シンポジウムでの発表で優秀賞をもらったりもしています。自分が興味を持ったことに取り組んでいける環境が清風南海にはあります。そういった経験を通じて生徒たちの興味・関心を伸ばしています。